78キロ超級元世界女王で3年ぶりに出場した朝比奈沙羅(29=FUKUDEN&GRIP)は、8強で敗退となった。

初戦から2戦連続判定勝ちを収めたが、準々決勝で古賀ひより(パーク24)に判定負け。「全盛期よりは落ちてしまったが、できることをやるのがテーマ。優勝したかったけど、大きなケガなく終われてホッとしています」と9度目の皇后杯を振り返った。

医師を目指し、独協医大の5年生として病院で実習にも取り組んでいる。学業を優先するために競技から1年半離れた時期もあったが、昨年の東京選手権で競技復帰。「今は週3回道着を着れれば良いほう。大体週2回くらい」と限られた時間で練習を積んできた。

世界の第一線に立っていた頃とは、心理的にも変化があるという。「今は他人と比べるよりも、自分自身を高める方向へシフトできた」。自分なりの軸を定め、夢へ向かう日々を送っている。

この日はスタンドから大きな声援が送られた。「自分がどれだけ愛されているのかを再確認できた。幸せな日だった」と3年ぶりの舞台をかみしめていた。