全日本柔道連盟は28日、オンラインで臨時理事会を開き、24年パリ五輪に向けた新体制を発表した。男子代表の新監督に04年アテネ五輪男子100キロ超級覇者の鈴木桂治氏(41)が就任。女子代表は、東京五輪で4個の金メダル獲得に導いた増地克之監督(50)の続投が決まった。

理事会後、東京・講道館で男女両監督と金野潤強化委員長(54)が記者会見を実施。会見後には、現役時代に最重量級で活躍した3人が横並びになり記念撮影に応じた。会見場が、毎年4月に体重無差別で争う全日本選手権の前日会見を行う講道館の「教室」だったためか、報道陣から「昔の全日本選手権みたいだ」「3人の威圧感がすごい」などの声が上がった。

全日本選手権で鈴木氏は歴代3位の優勝4回、金野氏も優勝経験があり、増地氏は歴代2位の13度出場など日本柔道界を沸かせた名選手だった。