バスケットボールBリーグの21-22シーズンが9月30日に開幕し、1部東地区のレバンガ北海道は、2日に広島ドラゴンフライズとの開幕戦(広島・サンプラザホール)を迎える。30日に公開練習を行い、今季就任の佐古賢一監督(51)は初陣に向け「全員で全力を尽くし、運動量で負けないこと」と全選手12人に主力の自覚を持たせる方針。現役時代に「ミスター・バスケットボール」と称された指揮官を中心に、リーグ制覇を目指す。

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レバンガ北海道が、新たな1歩を踏み出す。レジェンド折茂武彦社長(51)と同じ年で、現役時代からの盟友、佐古新監督が初めてタッグを組んで臨む記念すべき初戦だ。かつてNBL時代に指揮した広島との開幕戦へ、同監督は「エナジー全開で楽しいバスケットをお見せしたい。その結末はしっかり勝つこと」と強い口調で話した。

準備はできている。9月の東北杯3戦で2勝1敗、三遠とのプレシーズンゲームは2連勝と上々の結果を残した。東北杯で負傷した寺園、橋本はプレシーズンゲームで復帰し、ナナーも、この日の公開練習でフルメニューを消化。指揮官は「(ナナーは)トレーナーから100%と聞いている。開幕戦は出てもらう」と12人全員が、初陣に間に合う見込みだ。

掲げるのは「全員主力」体制だ。佐古監督は「運動量で負けてはいけないと伝えている。そのために全員に試合に出てもらう。それぞれが短時間で責任を果たすのは難しいが、今のところ応えてもらっている」。昨季は広島に移籍のメイヨ、A東京に移ったテイラーら得点源が、30分以上出場するなど偏りのある試合もあった。同監督は「全員が試合に出ないと全員が自覚と責任を持てない」とプレシーズンゲームから、その方向性を打ち出しており、リーグ戦でも継続する。

全員が自信を持って力を発揮するための“佐古マジック”も、少しずつチームに浸透している。主将の橋本は「監督には『ミスを恐れずアタックしろ』と言われている。失敗しても、どうしたら解決できるかすぐにアドバイスしてくれる」。昨季まで4季連続地区最下位。就任前から指揮官は、負けが続くと消極的になる雰囲気を、外から観察してきた。まずは前向きに挑むこと。引きずってきた負け癖を吹き飛ばし、大目標である日本一への道を、切り開く。【永野高輔】

○…1日が誕生日の山口は、23歳初戦となる2日の開幕戦勝利を誓った。筑波大4年だった昨年12月に特別指定選手として加入。今春に正式契約して新シーズンを迎えた。「誕生日に試合をやることもあったので特に意識はしていないが、少しでも成長した山口を見せたい。今季はスタートからチームにいるということもあり、しっかり引っ張っていけたら」と意気込んだ。

◆レバンガ北海道のBリーグ成績 リーグ開始の16-17シーズンから東地区1部に所属し、初年度は6チーム中4位。17-18シーズンから19-20シーズンは6チーム、昨季は10チームで争ったが、4季連続で最下位が続いている。勝率は17-18シーズンの4割3分3厘(26勝34敗)が最高。