新潟アルビレックスBBが今季初の連勝を決めた。三遠ネオフェニックスを77-64で破った。SFコービー・パラス(24)が3点シュート4本を含む21得点。幼なじみの三遠SGサーディー・ラベナ(24)とマッチアップしながらも得点を重ねてチームを乗せた。新潟は今日10日、3連勝を懸けて三遠との2戦目に臨む。

最後は豪快なダンクだった。第4クオーター(Q)の終了40秒前、パラスはスチールからドライブ、そしてダンク。チーム77点目で勝利を決定づけた。「チームみんなの力で勝利できた」。この試合21得点。大事なところで流れを変えた。第3Qだ。50-44からこの日4本目の3点シュート。55-47からはフローターを決めてファウルをもらい、フリースローも成功。3点プレーでチームを乗せた。

マッチアップしたのは同じフィリピン出身で、幼なじみの三遠のSGサーディー・ラベナ。「久々に対戦できて良かった」。第2Qの序盤に親友のシュートをブロックショットするなど気持ちをプレーで見せた。

パラスだけではない。外国籍選手が要所で仕事をした。第3Q終了間際にPFジェフ・エアーズ(34)がブザービーターのミドルを決めた。SFロスコ・アレン(28)は61-53と差を詰められた後に連続7得点。チリジ・ネパウエ(32)はチーム最多9リバウンド。リードを保ちながらも突き放せない展開の中、助っ人の活躍で主導権をつかみ続けた。

「まず初戦を取りたかった。40分間、選手はいいファイトをしてくれた」と平岡富士貴監督(47)。さらに勢いをつけるため、今日10日は昨季はなかった3連勝に挑む。