新潟アルビレックスBBは5連敗になった。シーホース三河に75-77で惜敗。75-75の第4クオーター(Q)、残り1秒で三河のCダバンテ・ガードナー(30)に決勝点を奪われた。試合終了のブザーと同時にコート上の新潟の選手は一瞬、その場に立ち尽くした。あと1歩まで迫りながら白星を逃した。73-75の残り10秒からSFコービー・パラス(24)のシュートで追いつき、その直後、元新潟のガードナーに決められた。

平岡富士貴監督(47)は「試合の終わり方が課題。ターンオーバーが続き、いいシュートで終われていない」。同時に58-81と今季最少得点、最多得点差の大敗だった1戦目(22日)から一転、接戦に持ち込んだことを「選手はよくカムバックした」と評価した。

この日の朝練習、試合の入りからボールを動かすこと、守備の強度などを確認。「昨日より積極的に行くことを意識した」と16得点7リバウンドのCチリジ・ネパウェ(32)は言う。前半からの競り合いはその成果だった。PG納見悠仁(24)は「これからも5人で守り、話し続けること」と今後の戦い方の基盤を再確認した。連敗中、勝ち切れないひ弱さを露呈した。一方で戦うべき形に手応えもあった。【斎藤慎一郎】