帝京大が全勝対決を制し、開幕5連勝で3年ぶりの優勝へ前進した。

FWがスクラムで優位に立ち、前半は12-3。後半は一時2点差に迫られたが、17分にスクラムで反則を誘って相手陣に侵入。同20分に連続攻撃から途中出場ミティエリ・ツイナカウヴァドラ(3年=セントジョセフカレッジハンターヒル)がトライを奪い、主導権を握った。

昨季全国大学選手権準優勝の早大は、OBの森喜朗氏、元監督である清宮克幸氏らが見守る中で、終盤に意地を見せた。14点を追う後半37分にはFB河瀬諒介(4年=東海大仰星)のトライと、ゴールで7点差。1トライ1ゴールで同点の状況を作ったが、今季初黒星を喫した。

次戦は帝京大が20日の明大戦、早大は23日の慶大戦(ともに秩父宮)となる。

◆関東対抗戦の優勝争い 頂点の可能性を残すのは勝ち点25の明大、同23の帝京大、同20の早大。3チームともに残り2試合。20日の明大-帝京大は全勝対決。最短で23日の早大-慶大の結果次第で優勝が決まる。最終節は12月4日に帝京大-慶大、同5日に明大-早大(いずれも秩父宮)。