3連覇を目指す明大が開幕5連勝で首位を守った。伝統の慶大戦を46-17で制し、3トライ差のボーナス点も獲得。今夏の東京五輪7人制日本代表に最年少で選出されたWTB石田吉平(3年)が4トライでけん引した。帝京大は29-22で早大との全勝対決で白星。20日には総勝ち点25の明大と同23の帝京大が、東京・秩父宮で激突する。早大は同20の3位と出遅れた。

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強い足腰で前へ進んだ。22点差に迫られた後半29分、明大の石田は胸に来たタックルを振り払った。ゴール前へ駆け上がって倒れると、息つく間もなく準備。SH飯沼が作った空間に走り込み、インゴールへ飛び込んだ。前半35分、後半8分と合わせてトライ3本。終了間際にもう1本加えたが「徐々に慣れてきた。あともう少しで順応できる」と控えめに喜んだ。

167センチ、75キロの小さなエースは世界を知る。今年は7人制日本代表の活動が主となり、東京五輪に出場。大舞台を経験した一方、12チーム中11位と厳しさも知った。大阪・常翔学園高時代の練習場は淀川の河川敷。土のグラウンドで練習を終えると、いつも堤防へ上がる長さ50メートルの坂に向かった。ボールを持ち、坂の上から下ってくる2人を瞬時に抜く。そうして育んできた体を、五輪以降は15人制へと順応させてきた。

昨季は12-13で敗れた難敵を退け、次戦は帝京大との全勝対決。昨季までリコーを率いた神鳥新監督は「間違いなくいい影響を与えてくれている」と普段の石田の姿勢をたたえ「価値ある1勝。ここからが本番」と気を引き締めた。対抗戦3連覇、その先の3季ぶり大学日本一へ、いよいよエンジン全開だ。【松本航】

 

◆関東対抗戦の優勝争い 頂点の可能性を残すのは勝ち点25の明大、同23の帝京大、同20の早大。3チームともに残り2試合。20日の明大-帝京大は全勝対決。最短で23日の早大-慶大の結果次第で優勝が決まる。最終節は12月4日に帝京大-慶大、同5日に明大-早大(いずれも秩父宮)。