スポーツクライミング女子で東京五輪銀メダルを獲得した野中生萌(23=XFLAG)が心機一転、24年パリ五輪でのメダル獲得を誓った。

5日、日本山岳・スポーツクライミング協会が都内で開催した「東京2020大会表彰式」に出席。普段、競技に取り組む服装から一転、黒のパンツ姿で登場し「『きれい目な格好で』と言われたので、そのまま(のイメージ)です」と笑った。報奨金200万円を受け取ると「3カ月がたって、いろいろな賞をいただいて、本当にこの結果を残せて良かったと思います」と周囲に感謝した。

五輪後はフランスで屋外の岩場を登る機会があり「たくさんの刺激を受けた」と充実した時間を過ごした。東京五輪は「スピード」「ボルダリング」「リード」の3種目複合で争われたが、24年パリ五輪は「ボルダリング」「リード」の複合と「スピード」の2種目に変更となる。スピード日本記録保持者の野中だが「本気でメダルを目指すなら(ボルダリングとリードの)2種目かな」と現時点での考えを明かし「東京五輪に出てメダルを勝ち取ったからこそ、次も取りたい」と誓った。【松本航】