今季の優勝の行方を占う大一番は、白熱した展開になった。

前節まで首位の京都産業大と、2位同志社大の伝統の一戦。先手を取ったのは同大だった。京産大が序盤の2度のスクラムで反則を犯し、そのスキを突いて前半6分に同大がラインアウトからモールを押し込んで先制トライ。ゴールも決まって7-0とする。

その後、京産大が息を吹き返す。同大陣でスクラムを3回組み直し。ロックのラウシーが左中間に飛び込んだ。ゴールも決まって同点。同25分にも京産大はFWの突破からトライを奪って14-7と逆転する。

同大は前半終了間際にモールを押し込んでトライ。前半は京産大が14-12と同大をリードして折り返した。

後半に入ると京産大がPGを決めて17-12とする。その後、同大はバックスの展開力から後半22分にトライとゴールを決めて19-17と勝ち越し。手に汗握る攻防は試合終了間際、京産大のフランカー三木が突破してトライを奪い逆転。京産大が22-19で勝利し、1998年度以来、23季ぶりの関西制覇に大きく前進した。

春の王者同大は2敗目となり、優勝争いから脱落した。