近大が、他力ながら優勝の望みをつないだ。

前半7分に右へ、左へとグラウンドを広く展開。最後はWTB宮宗翔(4年=大阪桐蔭)が左隅に先制トライ。同21分にNO8古寺直希(1年=石見智翠館)が飛び込むと、2分後には自陣22メートルライン付近からFB河井優(4年=日本航空石川)が突破し、最後はSH松山将輝(4年=大阪桐蔭)が押さえ込んだ。前半に3本、後半にも2本のトライを重ね、粘る立命大を突き放した。

台風の目となっている近大は今季、天理大、同大を破り、京産大に敗れはしたがこれで4勝1敗の勝ち点19で3位。

事実上、優勝争いは首位京産大、2位天理大、3位近大に3校に絞られた。

近大は残り2戦は摂南大(21日)、関大(28日)と下位との対戦。

首位京産大、2位天理大など上位陣は直接対決を残しており、つぶし合いをすれば、近大の優勝の可能性が残る。