開志国際と福岡第一の高校男子強豪2校によるスペシャル・エキシビションマッチ第1戦は、開志国際が64-89の大差で敗れた。相手のプレスディフェンスに手を焼き、前半を終わって22-53。31点の大差を背負ったが、修正を加えた後半は互角の勝負を見せて、最後は25点差にした。

富樫英樹監督(59)は「前半は予定通り。面食らうだろうなと思っていた」と話した。というのは苦手克服へ、“福岡県王者”にプレスディフェンスをリクエストしていた。ともに出場を決めている12月のウインター杯(東京=23日開幕)に向けて同杯4度優勝の名門校のスピードと激しさを経験させるためだった。

前半はガードが挟み撃ちに遭ってボールを失い、緩いパスはカットされ、タフショットを打たされた。課題をすべてコートにさらけ出す展開になった。「ダメなところが出た前半。後半はちょっと取り戻した」と指揮官は、28日の第2戦に勝負をかける。