場内広告をめぐって放送の混乱が起きた大会で、今度は別のトラブルが発生した。

男子日本代表のコンサドーレがノルウェーと対戦した第3戦。第3エンド(E)にノルウェーにスチールを許して1点先取された直後、試合が一時中断した。会場内で同時に行われていた別の3試合も相次いで試合進行が止まり、選手たちはいったん会場から姿を消した。

生中継したNHKでは放送中、会場の空調トラブルがあったことに加えて氷を修復する装置も壊れている模様であることを伝え、世界連盟は中断の理由について「整氷装置の不具合によるもの」と発表した。

異例の中断が約2時間続いた後に各試合が再開。コンサドーレは同点に追い付き、いったんは勝ち越したが、強敵ノルウェーに再逆転を許して4-6で敗れ、通算1勝2敗となった。

現地時間午後7時(日本時間13日午前3時)に始まった試合が終了したのは、深夜0時(同8時)を迎えようかという時間帯だった。

オランダで行われている北京五輪最終予選は、9日まで実施された混合ダブルス種目は、日本を含む複数の国で放送が急きょ取りやめとなっていた。成人向けグッズを扱う企業の場内広告が画面に映り込むことが問題視されたためで、その後、掲示されていた同社のロゴマークが「#equality for all(すべてに平等を)」というピンク色のメッセージに置き換えられ、男女種目は各国で無事に中継されることになった。