大会3連覇を目指す桜花学園が、日本航空に圧勝し好発進した。序盤から主導権を握り、前半52-23とリードを広げた。後半はさらにギアを上げ、堅いディフェンスで相手の得点を第3Q9点、第4Q8点と1ケタに抑えた。攻めてはエース朝比奈あずさ(3年)ら4人が2ケタ得点を上げる活躍で、王者らしい戦いぶりだった。

長門明日香アシスタントコーチは「初戦は絶対に硬くなると話していたが、第1Qでほぐれ、第2Qではやりたいこともできた。冬に向けてディフェンスを一段階強化してきた」と話した。今年はインターハイでも3連覇を達成し、ウインターカップでも3連覇を達成するために、勝利のカギとなる留学生への守りを強化したという。

185センチで留学生とのマッチアップが多くなる朝比奈は「大きい選手に体を当てて中でプレーさせないことや、みんなでしっかり守ることをやってきた。インターハイでは優勝したけど、自分では悔しい部分もあったので、この大会でしっかり対応できるようにやっていきたい」と話した。今大会で通算70回目の全国制覇がかかる井上真一監督(75)について「3年間成長させてもらったので恩返ししたい」と優勝を誓った。

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。