女子の米沢中央(山形)は、県内240連勝を誇る金沢商(石川)にストレート勝ち。小庄司吏緒(3年)のサーブがチームを快勝に導いた。

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過去最高成績を超える「春高8強」へ王手だ! 米沢中央が金沢商を下し、2年連続4度目の3回戦へ駒を進めた。

“秘技”がさく裂した。1-0の第2S。最大7点リードする展開も、15-13と2点差。傾きかけた流れを止めたのが、背番号10をつけた小庄司のサーブだった。正確無比な制球で相手の陣営を崩す。16-13と重要な局面から4連続得点を演出。そのまま勢いに乗り、25-16と快勝した。「大事な場面でサーブを打つことが多い。しっかりコースを狙って打つことができた」と納得の表情だった。

努力の成果を全国舞台で発揮した。小庄司は言う。「自分の一番の武器です」。サーブ練習に多くの時間を割いてきた。変幻自在な“球種”も操る。フォークのように手前で落としたり、ナックルのように不規則な回転で幻惑したり…。サウスポーからレパートリー豊富なサーブを繰り出した。「普段の練習から変化を意識している。(ボールに対し)手の当て方を変えることによって変化をつけられる」と磨き続けた“飛び道具”に自信を持っている。

「16強の壁」を打ち破る。過去3度の3回戦はいずれも悔し涙を流してきた。次戦は岡崎学園(愛知)と激突する。「まずは8強、その先にある優勝を目指してやっていく」と意気込みは十分。“4度目の正直”で歴史を塗り替える。【佐藤究】

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