NBAウィザーズの八村塁(23)が9日(日本時間10日)のマジック戦(フロリダ州オーランド)で今季初めてプレーし、14分9秒の出場で6得点、3リバウンドをマークした。

チームは102-100で勝利し20勝20敗と勝率を5割に戻した。

八村は第1クオーター(Q)途中でコートに入ると、3点シュートを試みるなど軽快な動きを見せた。第2Qには相手のマークを外しエンドラインから走り込んでダンクシュートも決めた。第3Qまでの出場だったが、豪快なダンク2本で復活を印象づけ、自身初のベンチスタートでもリラックスした表情を見せていた。

19年ドラフト1位で入団後、チームの主力として活躍してきたが、今季は個人的理由からチームへの合流が遅れ、開幕戦からの出場はならなかった。昨年末には新型コロナウイルス感染防止規定の対象となり、故障者リスト入りして開幕から欠場が続いていた。八村の出場は昨年6月2日のプレーオフ以来だった。

試合後、八村は「気持ち良かった。こんなに試合をしなかったのは今までにない。こうして戻ってこられてうれしい」と笑顔で話した。

また長期離脱の理由については「個人的理由」とだけ説明し、休んでいる間は「試合もずっと見ていた。チームで早くやりたかった。時間をかけながらやってきた。バスケが好きだと再確認できた」と心情を口にした。

今後について「バスケをまたこうしてできることを感謝している。まずは自分のリズムを取り戻せるように、しっかりとチームに慣れながらやっていきたい」と話していた。