22年負け知らずだ! 東地区2位の福島ファイヤーボンズが、西地区6位の愛媛オレンジバイキングスを85-78で下して逆転勝利。今季初のいわき市開催に足を運んだブースターの力を借りた大逆転で、クラブ最多連勝記録を「9」に更新した。

第1クオーター(Q)7分15秒、アレックスのレイアップシュートから、1本のフリースローを含む6連続得点で18-7と一時11点差のリード。試合の主導権をつかみ、第1Qを22-16で終えたが第2Qに愛媛の猛攻を食い止められなかった。第2Q8分からフリースロー2本を含む7連続失点で逆転を許し、このQに30失点。福島も果敢にシュートを狙うがリングに嫌われ、わずか12得点。前半を34-46で折り返した。

第3Q、水野幹太(23)のこの日4本目となる3点シュート(3P)が猛追の口火を切った。続けてエリック・マーフィー(31)の3Pや橋本尚明(29)の2点シュートで流れを奪い返し、じわじわと差を詰めて第3Qを56-60で終えた。

一進一退の攻防が続く第4Q。5分38秒、エリックの3Pで71-70と逆転。残り47秒、ジェイソン・ウォッシュバーン(31)のダンクシュートで会場の雰囲気を味方につけ、主導権を完全に奪い返した。この日19得点13リバウンドのダブルダブルでMVPに輝いたエリックは「第2Qに失速したがうまく修正し、最後は(ジェイソン)ウォッシュバーンや(橋本)尚明が活躍して、良い勝ちにつながったと思います」と勝利を喜んだ。

接戦を制し、第16節の奈良戦以来、1カ月ぶりのホームに勝利を届けた。第2戦も勝利し、クラブ未到の2ケタ連勝へ。B1昇格に向けて飛躍を続ける。