昨年東京五輪で銀メダルを獲得し世界ランキング8位の日本は、同27位のボスニア・ヘルツェゴビナに逆転負けしたものの、1勝1敗で9月にオーストラリアで開催のW杯出場が決まった。

前半は主将の林咲希(ENEOS)が5本、赤穂ひまわり(デンソー)が3本など東京五輪組を中心に3点シュートが12本決まり、46-38とリード。後半も東京五輪代表の主将を務めた高田真希(デンソー)らの得点で優位に進めた。

しかし、第4Qに入るとWNBAで活躍する198センチのセンター、ジョンヘル・ジョーンズに立て続けに得点を許し残り5分で逆転された。その後はミスも続き、82-87で競り負けた。

トム・ホーバス前監督からチームを引き継いだ恩塚亨監督は、就任以来の初黒星となった。「ジョーンズにもう少しプレッシャーをかけていきたかったが、そこに対してトレーニングが足りなかった。それを含めてW杯に向けていい準備をしていきたい」と話した。

3点シュート7本、21得点の林主将は「負けたが、それを1人1人が次のステップへの課題として成長していければ。負けた直後だけど、もっともっと試合がしたい」と話した。

9月のW杯、そして最終目標であるパリ五輪を見据え、新生恩塚ジャパンはまだまだ成長過程にある。