日本ホッケー協会と東京都ホッケー協会は9日、東京・品川区とオフィシャル社会共創パートナー協定を締結した。品川区役所で調印式を行い、その後に、しながわホッケーファンゾーン実行委員会2022を開催した。同実行委員会は昨年の五輪本番に向けてさまざまなイベントを行い、ホッケーを盛り上げてきたが、五輪後こそ、レガシーを作るのが使命と、行動の継続を確認した。

同実行委員会には、ホッケー協会と行政に加え、地域の自治体、商店街連合会、観光協会など地域の団体も参加。大井ホッケー場の最寄りに大井競馬場があり、特別区競馬組合、東京都競馬、東京モノレールと、企業も名を連ね、オール品川で五輪後もホッケーを盛り上げようと、企画を練っていく。

品川区の濱野健区長は「2020大会は無観客開催になってしまいましたけれど、皆様方のご尽力がありまして、ホッケーを盛り上げることができました。品川区といえばホッケーだ、ホッケーといえば品川区だ、こういう風に多くの人から言われるような品川区になりたい」と話した。

日本ホッケー協会の中曽根弘文会長は「品川区の皆様と我々と東京都ホッケー協会と、3者で協力して、ホッケーのみならずスポーツ界全体、そしてまた、地域社会の発展、あるいは区民の皆様の健康増進や、いろんな面でお役に立てればと思っています」とあいさつ。女子日本代表で品川区在住の及川栞は「今年は品川で国際大会が開催される予定です。その時には品川区の方々に、五輪では無観客のために見せられなかったベストパフォーマンスをお見せしたい。ホッケーを通じて皆様に恩返ししたいと思っています」と話した。