ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が、悲願の初優勝を飾った。

フリー202・85点を記録し、世界歴代3位の合計312・48点をマーク。SP、フリー、合計の全てで自己ベストを更新した。

日本男子の優勝は17年の羽生結弦以来5年ぶり。高橋大輔(10年)羽生(14、17年)に次ぐ3人目の世界王者となった。

【フィギュア】宇野昌磨が初の世界一!鍵山優真2位、友野一希6位/世界選手権男子フリー詳細

【優勝後の場内インタビュー全文】

-世界選手権は2位が2回。ついに優勝した

宇野 今回、ショート、フリーともに今シーズン最後ということで。ステファン・ランビエル・コーチが納得できる演技がしたいなと思っていました。それはかなったと思いますし、なかなか優勝を取ったことがあまりなかったので、初めて世界選手権で1位になれたことをうれしく思います。

-「ボレロ」に特別な思いはあるか

宇野 最初に振り付けしてもらった時から、体力が必要なプログラムだなと。4回転5本、今までで最高難易度だったので。今年1年で、でき上がるのは不可能だと思っていました。でも世界選手権1位に上り詰めるまでこられました。19年ですかね、グランプリ(GP)シリーズ(コーチ不在で8位に沈んだフランス杯)。自分の中で分岐点だったんですけど、この地で素晴らしい成績を残せたことがうれしいです。