国内トップの各8選手による日本一決定戦が全7階級で行われ、この階級では東京オリンピック(五輪)代表の第1シード向翔一郎(26=ALSOK)と先月のグランドスラム(GS)パリ優勝の村尾三四郎(21=東海大)が、そろって初戦敗退して場内が騒然とした。
向は、学生王者の押領司龍星(21=国学院大)と対戦。組手争いで優位に立って終始リードしたが、残り3秒、前に出たところで相手の左一本背負いにはまって技ありを取られた。
「あれは事故ですね。指導が出るかなと前に前に、と押し込んでいたら、うまく入られた。交通事故みたいな感じ。試合展開は悪くないと思う。前へ前へ、終始、悪いわけではなかったので。あとは、良さを殺された時、どう投げるか考える余裕を持たないと。東京五輪では悔いが残ったし(24年パリ五輪へ)まだまだ進化できると思っている」
村尾は、田嶋剛希(24=パーク24)に延長戦で隅落としによる技ありを取られて悔しい敗退となった。
「自分の中でも結果を求めていたし、全日本の先生方からも結果を求められていた。それが分かっていた中でこういう負け。悔しいし、情けない気持ちです。まだまだ実力不足だなと痛感した。今年は負けなしでいきたかったけど、この大会で負けてしまったので代表選考が分からなくなる。また作り直して、次のシーズン、次の大会に向けて頑張っていくしかない」【木下淳】


