バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(26=ミラノ)が11日、イタリアからオンラインで取材対応。セリエAでの7季目のシーズンを総括した。

今季はレギュラーシーズン23試合に出場してチームは5位。プレーオフはベスト4進出とはならなかったものの、国内カップ戦の「コッパ・イタリア」ではクラブ最高となるベスト4入りを果たした。

一問一答は以下の通り。

 

-今季を振り返ると

「ひと言で言えば、カコイチ(これまでで1番)悔しいシーズンだった。プレーオフ準決勝進出を目標に戦っていたが、準々決勝で負けてしまった。コッパ・イタリアに関しては準決勝に進出できた。そこは1つプラスかなと思う」

-チームの結果など、具体的に前向きに受け止めている点は

「結果はカコイチよく、そこはプラスに受け止めている。スタッツに関してもほぼフルで出て、けがもなくシーズンを終えられた。そこは良かったと思う」

-個人のパフォーマンスを過去と比べてどう感じるか

「最初に来たときと比べ、成長しているなと思う。出場試合数も増えている。今季は数字に出ないプレーを求められていた。数字に表れない部分で成長できたかなと思う。リバウンドをもらったり、ブロックカバーの位置取りだったり、そういう目に見えないところで今季は戦っていた。チームを見ながら戦うという部分は、今季できていたかなと思うし、これからもベースとして続けていきたい。後はスタッツとして出るプレーを強化していきたい」

-今季、苦しんだ点は

「イメージしていたほどうまくプレーできなかったというのは、感覚として持っている。カコイチ悔しいというのは、結果もそうだし、プレーも納得できていない。とくにリーグ戦の序盤から中盤あたりが、いちばん苦労したなと感じている。年明けからはプレーも少しずつ上がってきた」

-今季でいちばん印象に残る試合は

「プレーオフの準々決勝、モデナとの第2戦。自分のことだけ考えればいいのではなく、チームを勝たせられるかどうかが問われる試合で勝てなかったことが悔しい。僕自身のパフォーマンスは非常に良かったので、余計に悔しい。最後の2点は、僕は1度もボールを触っていない。あの場面でプレーに絡めなかったことが悔しい。もっとできることがあったのではと、試合が終わってから感じていた。この経験を、今後につなげるにはどうしたら良いか常に考えていた」