ラグビー日本代表の宮崎合宿が6日、本格始動した。3日に集合後は測定などが中心で、この日の午前からグラウンドを使っての全体練習が始まった。

新主将はフッカー坂手淳史(28=埼玉パナソニックワイルドナイツ)とSH流大(29=東京サントリーサンゴリアス)の2人。流はコンディション不良でBKのスキル練習に加わっていなかったが、FWのスクラムやラインアウト練習を終えた坂手は「1つ上の帝京大の先輩で話しやすい。2人でいい形にしていきたい。行動で示し、引っ張っていきたい」と意気込んだ。

6~7月に代表関連では5試合を予定する。同時期に日本代表候補が大分・別府合宿を行っており、宮崎合宿のメンバーはウルグアイとのテストマッチ第2戦から登場を予定する。

今回は世界ランク2位フランスとの2試合が最大のターゲットとなり、坂手は「すごく調子がいい。いい9番(SH)、10番(SO)がボールを動かして攻撃してくる」と相手の印象を明かした。欧州王者が強みとするスクラムについては「ワクワクします」と対戦を待ちわびた。【松本航】

 

◆日本代表関連の試合

◇6月11日(東京・秩父宮ラグビー場)

エマージング・ブロッサムズ-トンガ・サムライフィフティーン

※別府の日本代表候補メンバーを中心に構成予定

◇6月18日(東京・秩父宮ラグビー場)

日本代表(世界ランク10位)-ウルグアイ(同19位)

※別府の日本代表候補メンバーを中心に構成予定

◇6月25日(福岡・ミクニワールドスタジアム北九州)

日本代表(同10位)-ウルグアイ(同19位)

※ウルグアイ第1戦後に「(代表候補から)何人かがジャパンに行く」(ジョセフ・ヘッドコーチ)。宮崎の日本代表メンバーを中心に構成予定

◇7月2日(愛知・豊田スタジアム)

日本代表(同10位)-フランス(同2位)

※ウルグアイ第2戦以降の日本代表メンバーで構成

◇7月9日(東京・国立競技場)

日本代表(同10位)-フランス(同2位)

※ウルグアイ第2戦以降の日本代表メンバーで構成