先週のシティオープン準優勝で、世界54位の西岡良仁(26=ミキハウス)が力尽きた。過去3勝1敗と対戦成績をリードしていた同9位のフェリックス・オジェアリアシム(22=カナダ)に6-7、4-6で屈した。

西岡は、準優勝したシティオープンから、ほとんど休みなく8連戦目。その間に、シティオープンの開催地である米ワシントンDCから、今大会のモントリオールまで約1000キロの移動もあった。さすがに疲労は隠せなかった。

第1セット、先に相手のサービスゲームを破ったのは西岡だった。2オールから先行したが、すぐに追いつかれた。そのままタイブレークまでもつれ、3度のセットポイントを逃れたが、先取された。

チェンジコートでは、西岡が足のすねを自らもむしぐさも見られた。第2セットに入ると、強打で押してくる相手に、必死で球を拾うが、走り回った後には苦しそうな表情を何度も浮かべた。17本のサービスエースをたたき込まれながら、接戦に持ち込んだが、最後は体力が残っていなかった。

◆男子のナショナルバンクオープン(モントリオール)は、8月9日から15日まで、WOWOWオンデマンドで配信される。