東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子元会長(57)が19日、山形市内で同組織委の元理事らの逮捕について言及した。

20日に初開催となるサマージャンプ山形蔵王大会(アリオンテック蔵王シャンツェ)のセレモニーに出席後、取材に対応した。「多くの方々のご協力のもとにやらせていただいた大会に傷がつくような形になるということは、責任者として非常に残念です」と話した。

捜査への協力をする姿勢を示し、「組織委員会は清算人を残してありますから、国民のみなさん、また世界からこの大会を見ていただいたみなさんにご理解をいただけるような形で終えないといけないので、協力をしていかないといけないと思っている」と受け止めていた。

30年冬季五輪の招致を札幌市が目指しているが、影響は避けられない。「非常に大きい。そういう意味においては残念。札幌、北海道のみならず、多くの方がいい印象を持たないと聞こえてきましたので、どうやって払拭(ふっしょく)していくか。来年5月のIOC総会には(開催地が)決定ということで、最後の招致合戦の佳境に入るところですから、尾を引かないようにしないといけない」と表情は厳しかった。