昨夏の東京オリンピック(五輪)銅メダルの渡辺勇大(25)東野有紗(26)組(BIPROGY)が、2大会連続の決勝進出を決めた。

世界ランキング3位の“ワタガシペア”は、同12位のラムスフス、ロハウ組(ドイツ)を21-8、21-6で下した。

実績では自分たちが上回るとはいえ、相手は今年4月の欧州選手権を優勝するなど近況充実。そんな勢いのあるペアを寄せ付けず、30分足らずで料理。今大会4戦すべてストレート勝ちとなった。

東野は前日、「相手の男子選手は鋭いスマッシュを打ってくる印象が強い。レシーブを攻撃の展開に持って行けるように心がけたい」と口にしていた。その言葉通りにしっかり打ち返し、自分たちの攻撃に結びつけた。

福島・富岡第一中時代からコンビを組む2人は、世界選手権では19年銅メダル、21年銀メダルと1つずつ階段を上ってきた。自国開催の今年こそ、まだ手にしていない色のメダルをつかむ。