世界ランキング107位の土居美咲(31=ミキハウス)は1回戦で姿を消した。世界ランキング36位で新進気鋭の鄭欽文(19=中国)に2-6、4-6のストレートで敗れた。
相手は自分より26センチ大きい185センチの大型選手。長身から繰り出される力強いショットに手を焼いた。「パワーに押されてしまい、なかなか突破口を見いだせなかった」。全仏オープンではハレプを破るなど、伸び盛りの若手の勢いに屈した。
苦戦を強いられた中でも粘りは見せた。第2セットで後のない状況に追い込まれてから、3ゲーム連続奪取。“ホーム”の観客から温かい拍手を送られた。コロナ禍により、今大会の開催は3年ぶり。「ファンの前でプレーできたことは純粋にうれしい」と実感を込めた。
まだダブルスを残しており、今大会を最後に現役を退く奈良くるみ(安藤証券)とコンビを組む。ペア再結成は、奈良から引退の報告を受けた際に持ちかけられたという。「ジュニアの頃からずっと一緒にやってきた仲。最後の試合を一緒に戦えるうれしさはある。楽しんで、一緒の空間を過ごせたら。もちろん勝ちにいく」。同い年の仲間と、1試合でも多くコートに立つ。【奥岡幹浩】
◆東レ・パンパシフィックオープンは、9月19日から25日まで、WOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでも同時ライブ配信される。


