B1仙台89ERSが22日、約2時間のチーム練習を行い、10月1日の開幕戦に向け、戦術の確認を行った。

16日の「東北カップ」1回戦はB3岩手ビッグブルズに66-73で敗戦。だが、翌17日のB2青森ワッツとの非公開試合は73-51で、新チーム初勝利をつかんだ。今季から加入したネイサン・ブース(28)は「コーチ(藤田弘輝HC=36)が岩手戦の後に分析して改善点を説明してくれた。その後の青森戦ではその修正をしっかりと示せたのでよかったと思う」と振り返った。

新チーム初勝利後、20日から練習を再開。この日の練習では戦術をチーム全員で確認した。ブースは「チームが1つになって戦うことに焦点を置いて練習している。今はまだまだお互いのことを知っている段階、いろんなことをお互いに学んでいる状態です。でも間違いなく、いいチームになるなと思っています」。仙台に合流して約1カ月、コミュニケーションを図り「仙台89ERSのバスケット」になじんでいく。

仙台は今日24日ホーム・ゼビオアリーナ仙台にB2福島ファイヤーボンズを迎え、最後のプレシーズンゲームを戦う。それが終われば、あとはB1開幕を待つだけだ。B1に向けブースは「個人としてハードに戦い、シュートを決めること、チームとして1つでも多く勝利することが目標です」と力を込めた。【濱本神威】