19年W杯日本代表のWTB松島幸太朗(29=東京サントリーサンゴリアス)、NO8姫野和樹(28=トヨタヴェルブリッツ)、SH流大(30=東京サントリーサンゴリアス)が、そろって代表戦復帰を果たした。

春から夏にかけての代表活動は故障やコンディション不良で不在。松島は4点リードの後半14分に途中出場し、1分後には右大外を走りきって貴重なトライを挙げた。逆転を許してからは後半33分に相手と右タッチライン際の防御で1対1になり、体を入れ替えながら対応したが、最後はタックルを外されてトライを献上。大観衆の前でのプレーを「すごく楽しかった」と振り返ったが、防御の駆け引きについて「相手を見失ったらいけない場面で見失った」と反省を忘れなかった。

姫野は試合後、開口一番「最高に楽しかったです。いい雰囲気でラグビーができました」とニッコリ。8日に福岡で第2戦、14日には大阪で第3戦を控える。ジョセフ・ヘッドコーチは3人を「インパクトを与えてくれた。(選手個人の)特別な部分や経験が必要になってくる」と評し、実戦復帰を喜んだ。【松本航】