帝京長岡は福岡第一に66-92で敗れた。インターハイ王者の速さと強さに大差をつけられた。第1クオーター(Q)立ち上がりは試合を優位に進めたが、相手の速さにパスミスを連発。第2Qに逆転を許すとリードをジワジワと広げられた。柴田勲監督(53)は「改めて言うのも何ですが、強いチーム」と話した。

手痛い敗退にメンバーはウインターカップへのテーマを見つけた。得点源のCコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(3年)が両チーム最多の18得点したものの、第3Q途中に3ファウル。日本人でチーム最多タイの10得点したPF佐藤拓海(3年)は「コネが止められた時も任せっきりにしていたのが悔しい。自分たちでアタックしなければいけなかった」と振り返った。

リーグ戦初先発のPG高峰勝(3年)が10得点と奮闘するなどチーム内に競争も生まれてきそう。柴田監督は「選手たちは速さ、強さをじかに肌で感じた。財産になる」と敗戦を強化への“肥料”にするつもりだ。