今大会3冠の瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)だが、とっておきのご褒美は逃した。

最終種目の200メートル平泳ぎで自身が持つ日本記録を塗り替えれば、「チーム全員で練習を休んで焼き肉」との約束を加藤コーチと交わしていたという。レースでは渡辺一平との激闘を制したものの、記録更新には0秒33及ばず。それでも今春から指導を受ける同コーチとの練習に応えを感じており、「ベースラインが上がっている。本当に順調だと思う」。24年パリ五輪へ向け、着実なステップを踏んでいる。