ラグビーのニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」(世界ランク4位)のイアン・フォスターヘッドコーチ(57、HC)らは27日、「リポビタンDチャレンジカップ2022」の日本代表(同10位)戦(29日、東京・国立競技場)の登録メンバーを発表した。

NZはCTBロジャー・トゥイヴァサ=シェック(29=ブルーズ)とFBスティーブン・ペロフェタ(25=ブルーズ)が初めて先発に名を連ねた。代表111キャップを誇るSHアーロン・スミス(33=ハイランダーズ)もメンバー入りを果たした。

昨季限りで東京サントリーサンゴリアス(東京SG)を退団し、チーム事情で急きょ代表に合流していたSOダミアン・マッケンジー(27=チーフス)は登録メンバーから外れた。

都内で会見を行ったフォスターHCは「今回の試合では、なかなか出場機会がなかった選手を使う予定だった」と説明。日本代表の対策については「日本のウイングの選手はボールを持つといろいろなプレーができる。我々としては、相手にボールを持つ時間を与えないことが大切になる」と分析を口にした。

すでに6万5000枚以上のチケットは完売。そのことも耳に入っており、「スタジアムのチケットは売り切れになっている。今週末の試合は間違いなくビックゲームになると思う」と、注目の一戦を待ち望んだ。

NZは日本戦後、欧州に渡ってウェールズ(同7位)、スコットランド(同6位)、イングランド(同5位)と対戦する。

◆ニュージーランド(NZ)代表メンバー

(1)ジョージ・バウアー(クルセイダーズ)

(2)デーン・コールズ(ハリケーンズ)

(3)ネポ・ラウララ(ブルーズ)

(4)ブロディ・レタリック(チーフス)

(5)トゥポウ・ヴァアイ(チーフス)

(6)シャノン・フリゼル(ハイランダーズ)

(7)サム・ケイン(チーフス)

(8)ホスキンス・ソトゥトゥ(ブルーズ)

(9)フィンレー・クリスティ(ブルーズ)

(10)リッチー・モウンガ(クルセイダーズ)

(11)ケイレブ・クラーク(ブルーズ)

(12)ロジャー・トゥイヴァサ=シェック(ブルーズ)

(13)ブレイドン・エノー(クルセイダーズ)

(14)セブ・リース(クルセイダーズ)

(15)スティーブン・ペロフェタ(ブルーズ)

(16)サミソニ・タウケイアホ(チーフス)

(17)オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)

(18)ティレル・ロマックス(ハリケーンズ)

(19)パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)

(20)ダルトン・パパリイ(ブルーズ)

(21)アーロン・スミス(ハイランダーズ)

(22)デービッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)

(23)アントン・レイナートブラウン(チーフス)