ジュニアグランプリ(GP)シリーズに出場した柴山歩(14=木下アカデミー)が、63・47点でSP2位につけた。

落ち着いた演技で、中盤以降は立て直した。冒頭で組み込んだ3回転連続ジャンプが乱れたが、続くダブルアクセル(2回転半)を決めると、3回転ループにも成功。ミスを引きずることなく、安定した滑りを見せた。

それでもフィニッシュ後は「ジャンプがハマらず、スピードが出せなかった。もうちょっといいジャンプが跳びたかった」と悔やんだ。フリーへ向けては「ジャンプのミスを気にせず、自己ベストを出せるよう頑張りたいです」と意欲を口にした。

ジュニアグランプリ(GP)シリーズで2大会連続優勝を飾った島田麻央(13=木下アカデミー)は67・52点で首位発進。櫛田育良(14)が57・70点で3位、村上遥奈(14=ともに木下アカデミー)が55・39点で4位につけた。

これによりSP終了時点で、1~4位を地元京都の木下アカデミー勢が占める結果となった。ジュニア女子のフリーは29日に行われる。【藤塚大輔】