7年ぶりに体操世界一復帰を目指す日本男子が、団体総合の予選を、圧倒的な強さで1位で通過した。6種目合計260・695点をマークし、2位の英国に7点以上の大差をつけた。上位24人が決勝に進む個人総合は、谷川航(26=セントラルスポーツ)が84・731点で首位、東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(21=順大)が2位のワンツーフィニッシュで予選を通過した。

エースの橋本が、スタートのあん馬で落下した。橋本の前に演技した谷川翔が降り技でミス。嫌な流れに巻き込まれた。中盤でミスを犯し、立て直そうとするが、失ったリズムは戻らず。転向技で落下した。

代表選考会のNHK杯でもあん馬で落下しており、今季は、なかなか安定しない。両手首を痛めていたのも影響したようだ。橋本自身も「あん馬の落下のミスをみんなが気にせずにつないでくれた」。

あん馬でミスがあっても、残り5種目は、どれも安定した演技を見せたのは、さすが五輪金メダリストの貫禄だ。得意の鉄棒では、出場選手中ただ1人の15点台を出し、1位で種目別決勝に進出。個人総合も2位で決勝に進んだ。

今季はずっと「団体で金メダルを取り返すのが最大の目標」と公言してきた。最大のライバル中国も、決勝では強さを発揮するに違いない。「団体決勝では恩を返す演技をして、最高の笑顔で終われるようにしたい」。頼もしい日本のエースが決勝では復活する。