B1仙台89ERSがついに、ホーム・ゼビオアリーナ仙台でのB1初勝利をつかんだ! 16-17シーズンのB1はカメイアリーナ仙台が主戦場。ゼビオアリーナ仙台での試合はわずか6試合で勝利がなかった。16年のB1デビューから実に2248日待ち続けた勝利だった。

第3クオーター(Q)、53-66とこの日最大の13点差をつけられてから、仙台が牙を剥いた。残り1分20秒、ジャスティン・バーレル(34)が豪快なダンクシュートを決めると、残り37秒から沢辺圭太(27)が3点シュート(3P)+2点シュートの連続得点で、第3Qを終えて60-68。再び1桁の点差に迫った。

第4Qもその勢いは衰えず、じわじわと川崎を追い詰め、残り4分27秒、ネイサン・ブース(28)の3Pで77-76とついに逆転。アリーナが沸き立つ中、仙台の勢いはさらに加速。小林遥太(31)が2連続で3Pとフリースローを3本沈めてリードを守り、残り17秒、ブースの3Pで89-84。最後は小林がフリースローを2本しっかりと決めて91-87で試合終了。6試合ぶりの勝利にアリーナは大盛り上がり。チーム全員が粘り強く泥臭く戦う「GRIND!」の精神を発揮し、ブースターとともに最高の勝利を分かち合った。【濱本神威】