東海4県の地域リーグやU-18カテゴリーの上位チーム対決で、静岡県勢の優勝はならなかった。男子では藤枝明誠高が決勝に進出し、社会人のリンタツ(愛知県)と対戦し、81-102と敗戦。女子では準決勝で名古屋経済大高蔵高に70-75で敗れた浜松開誠館は、順位決定戦で岐阜商を下して3位に入った。藤枝明誠と浜松開誠館はこの経験を生かし、来月23日開幕の全国高校選手権(ウインターカップ、東京)に向かう。

浜松開誠館は準決勝で63-63から延長の末に敗れ、3位決定戦で岐阜商を下した。エース萩原加奈(3年)をけがで欠く中、2年生以下の下級生たちが粘り強さを見せた。準決勝で前半のミスから切り替えできなかったというセンター後藤音羽(1年)は「それでも後半は修正できた」と振り返った。下級生主体で戦った順位決定戦について三島正敬監督(47)は「ウインターカップだけでなく、次の新人戦に向けてもいい経験ができたはず」。エースの復帰を待ちながら、残り1カ月で反省点を修正し、選手権に臨む。