第102回全国高校ラグビー大会(27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の3回戦までの組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。準々決勝、準決勝は再抽選になる。

優勝候補筆頭はAシードの東福岡。春の選抜大会はコロナ禍で決勝戦を辞退し、準優勝だったが、高校日本代表候補は出場校中最多タイの8人。サイズ、タレントは頭一つ抜けた存在だ。もう1つのAシード報徳学園(兵庫)も同候補8人を擁する。FWにキーマンがおり、BKは決定力あるランナーがそろい、春の選抜、夏の7人制に続く「高校3冠」を狙う。

Bシードは11校。大会2連覇を狙う東海大大阪仰星(大阪第3)は同候補6人に加え、大会への調整のうまさに定評がある。

昨年度大会準Vの国学院栃木は花園4強の壁を破った自信が現チームにも浸透していそう。東福岡、仰星と並ぶ“全国3強”の桐蔭学園を破り2大会ぶり10回目の出場を決めた東海大相模も注目だ。

ここ数年の花園で着実な成長を見せる流通経大柏(千葉)中部大春日丘(愛知)や、女性監督率いる常翔学園(大阪第1)、定評あるフィジカルに加え、展開力も備える大阪桐蔭(同2)、4大会ぶり出場の名門・天理(奈良)なども優勝をうかがう。

ノーシードでは石見智翠館(島根)大分東明がシード勢を脅かしそうだ。

【関連記事】高校ラグビー組み合わせ一覧