第102回全国高校ラグビー(27日開幕、花園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、唯一初出場の立命館慶祥(南北海道)は28日の1回戦で石見智翠館(島根)との対戦が決まった。初陣に向け、学食では応援メニュー「ビッグザンギ」が登場。盛り上がる校内の応援を力に変え、勝利を目指す。13大会ぶり38度目出場の北見北斗(北北海道)は27日に日本航空石川(石川)と対戦する。

立命館慶祥の花園初陣の相手が決まった。相手は32大会連続出場中の島根代表の石見智翠館。松田祐一監督(43)は「シード校でもおかしくない強い相手。元気な初戦で強いチームと対戦できると考えて、準備したい」と話した。今大会唯一の初出場校。SO久保田慧主将(3年)は「注目されると思うので、少しプレッシャーを感じるが、恥ずかしい試合はできない」と気合を入れる。

「ザンギパワー」で勝利を目指す。フィフティーンをサポートするため、11月24日から3日間、校内の学食では「ビッグザンギ選べるソースフェア」が実施された。売り上げの一部がラグビー部の支援となる仕組みで、高校日本代表候補のCTB三浦遼太郎(3年)は「3日間完売で、僕は最終日は売り切れで食べられなかった」と話すくらいの人気だった。「今回初めてラグビー部のための定食を出してもらい、うれしい」と感謝した。

アニキに胸を借り、全国に向けて仕上げている。現在、滋賀県内で関西大学Aリーグの立命大との合同練習を行っている。ポジション別練習やゲーム形式で調整。春の全国選抜前も同大で練習したが、コロナ禍を考慮して交流は避けた。松田監督は「意外と守備面では通用する部分があった。あとはプレーの精度や正確性を修正したい」と手応えをつかんでいる。

合言葉は「花園2勝」だ。南北海道で4連覇していた札幌山の手から王座を奪取するために、その先の全国勝利を掲げて取り組んできた。この目標の文字が入った横断幕やダルマが全国に向けて用意される予定。黄紺ジャージーは花園のために新調される。いよいよ近づく大舞台へ向けて久保田主将は「BKで展開してトライ取るところまでいきたい」と思い描いた。【保坂果那】

◆ザンギ 北海道発祥の名物料理。道内での鶏の唐揚げの呼び方。一般的な鶏の唐揚げに比べて味付けが濃い。鶏肉をしょうゆベースの甘辛いタレに漬け込み、片栗粉や小麦粉に卵を加えた衣をつけて油で揚げる調理方法が一般的。そのため衣が厚め。名前の由来は諸説あるが、中華料理の鶏の唐揚げ「炸鶏(ザーギー)」と縁起が良い「運」が組み合わさって「ザンギ」と呼ばれるようになった。