Wリーグは皇后杯開催による中断が開け、10日から再開。新潟アルビレックスBBラビッツは10、11日にトヨタ自動車と愛知・岡崎中央総合公園体育館で対戦する。

チーム最年長のSF北川直美(28)は、ここまで1試合平均11・75点と好調。リーグ2連覇中の強敵にも臆せずアグレッシブに戦う。

責任感がある。「みんながボールを集めてくれる。長い出場時間をもらっているのだから結果を出さないと」。1試合平均出場時間はチーム最長の30分。その中で平均11・75点、リバウンドも平均8本。リング下で体を張りチームを鼓舞し続けている。

「でも、勝たなきゃ」とここまで1勝3敗の成績に満足はしていない。女王トヨタ自動車相手にも「まずは守備だけど、そこばかりにとらわれてはだめ。やられても攻撃に切り替えて点を取りに行く」。伊藤篤司監督(50)も「自分で考えてプレーしてくれる」と信頼を寄せる。

昨季は右肘を脱臼し、11~12月と離脱した。今季はケガはなく、心技体が整う。姫路環テクニカルアドバイザー(65)にシュートフォームのチェックを受け、ボールのもらい方を意識するようになった。昨季まで2季、主将を務めた。今季は1歩引いた立場になった分、チームの結果、内容にこだわる。「収穫のある試合をする」と再開初戦へ意欲をみせた。【斎藤慎一郎】