初優勝を目指したBシードの国学院栃木が、またしても東海大大阪仰星(大阪第3)の壁に阻まれた。
前回大会は決勝で敗れて準優勝となった因縁の相手。吉岡肇監督(61)が「国栃史上最高」と評すチームは前半24分、CTB山田壮(3年)のトライで先制した。だが、7-3で折り返した後半は10分に逆転トライを献上。自陣での攻防を強いられ、反則は相手の6に対して13と苦しんだ。19分、30分にもトライを許し、吉岡監督は「チーム対チームでやられた。キーマンを思うようにさせないことを、徹底された。あれだけ反則をしたら点を取れない。プレッシャーがきつかったんだろうと思います」と王者をたたえた。
チームは昨季から主力として活躍したSO伊藤龍之介主将(3年)、FB青柳潤之介(3年)の高校日本代表候補コンビを中心に地力を高めてきた。だが、伊藤は「前を見て、常に仕掛けることを意識しているけれど、今日は自分の前に隙がなかった。近場にディフェンスがいれば、外にスペースがあるけれど、後半は自分の精神的にも(外を軸に攻める)余裕がなかった。本当に素晴らしいディフェンスでした」と振り返った。
伊藤は卒業後、国学院栃木OBで兄の耕太郎がSOとして活躍する明治大に進学予定。3学年上の兄とは同じSOで「ずっとラグビーをやってきた中で見本。ただ同じチームで同じポジション。見本のままでは最後に勝てない。ライバルとして追いつけるようにやっていきたいです」と次の目標を見据えた。【松本航】



