先月の世界選手権を制した「りくりゅう」こと三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)が、ショートプログラム(SP)に向けて調整した。

曲をかけての通しでは、冒頭のトリプルツイストやスロー3回転ルッツは回避。並んでの3回転トーループでは三浦が転倒した。それでも、時折笑顔を交えながらリラックスした様子を見せた。最後は2人で一礼すると、早くから訪れた観客から拍手をおくられていた。

リンクサイドのブルーノ・マルコットコーチと入念に話し合い、動作を確認する場面もあった。13日の公式練習後には、木原はマルコットコーチの存在について「2年前はコロナの影響で世界選手権が終わってから直接カナダに帰ったので、その時は指導は画面越しだった。今回はこうして初めて一緒になる」と感謝。今季の締めくくりに向け「満足できる演技をしっかりしたいです」と、話していた。

SPは14日午後4時開始。三浦、木原組は5番滑走で、同4時41分からの演技を予定している。