卓球女子でオリンピック(五輪)3大会連続メダル獲得の石川佳純(30=全農)が1日、現役引退することをインスタグラムで発表した。

「こんにちは。本日は皆さまにご報告があります。私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました。最後の試合まで、これまで通りに集中し全力で戦う為に、事前にお伝えすることができませんでした。今年に入ってからは、大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」と記した。

石川は幼少期に競技を始め、14歳で日本代表入り。12年ロンドン五輪の女子団体で日本初の銀メダルをつかんだ。16年リオ五輪は再び団体で銅。21年の東京五輪は団体の銀メダルを手にした。

「7歳で卓球を始めた私の、現役生活23年間にはたくさんの素晴らしい経験がありました。オリンピックではロンドンから3大会連続でのメダル獲得。全日本選手権では5度の優勝。そして混合ダブルスでの世界一。ほかにも思い出深い試合はたくさんあります。14歳から日本代表として国際大会に参加させていただき、長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢を叶えられたことを幸せに思います。現役生活が長くなればなるほど、周りのサポートがあっての自分だという思いが大きくなりました。指導いただいたコーチ、トレーナー。長時間の練習に付き合ってくれた練習相手の方々、友人、そして家族。同じ気持ちで戦ってくれた私のチームに、心からの感謝を伝えたいです」と感謝の思いをつづった。

この発表に、ファンからは「スポーツ選手の引退発表で初めて泣きました」「今まで佳純ちゃんから沢山の感動をいただきました。ありがとうございました」「いつも感動をありがとうございました」「これからの新たな人生の門出にエールをおくります」など多数のコメントが寄せられている。

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