日本代表に選出されたBL東京(旧東芝)ロックのワーナー・ディアンズ(21)が7日、オンライン取材に対応した。身長202センチ、体重122キロと、世界基準を誇るニュージーランド出身の桜の新生。9月9日(現地時間8日)開幕のラグビーW杯フランス大会に向けて「日本の代表としてプレーすることは楽しみ」と笑顔を見せた。

4歳からラグビーを始めた。父グラントさんのNECグリーンロケッツ(現NECグリーンロケッツ東葛)のコーチ就任に伴い、ディアンズも来日。流通経大柏を卒業後、すぐにプロ入りし、高卒1年目で代表に初選出された。「高校2年の時に、代表候補に選ばれて。そこから日本代表のことも考えていたし、東芝とも話して、日本に残ってラグビーをすることが自分の成長するところと思って、日本に残ることを決めました」と強い意志を持って、桜のジャージーに袖を通す。

ちょっとした苦労も味わいながら、異国の地での生活に順応する。衣類は「日本では買えない。ネットですね(笑い)」。足のサイズも規格外の32センチということもあり、やはり「日本ではあんまり買えない。海外とか…。ニュージーランドに帰った時に買ったり(笑い)」と笑った。「ニュージーランドにいた時は、毎日ミートパイを食べていた。すごい好きだから。でもこっちにはあまりない。作りたいと思いますけど、難しいです」。故郷の味に簡単に触れられないストレスは、グラウンドの上で爆発させる。