ラグビー日本代表で構成する「JAPAN XV」は8日、東京・秩父宮ラグビー場でオールブラックスXVとの強化試合「リポビタンDチャレンジカップ2023」に臨む。
6日はメンバーを発表し、宮崎合宿から東京へ移動。リーグワン新人賞のCTB長田智希(23=埼玉パナソニックワイルドナイツ)が控えに入り、キャップ非対象ながら“代表初実戦”でアピールを目指す。
9月開幕のW杯フランス大会優勝へ、重要な国内5連戦が幕を開ける。
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こんがりと日焼けした長田が、引き締まった表情で東京行きの飛行機に乗った。
2カ月後に迫るW杯へ、代表メンバーで臨む23年初戦。気温30度に達した午前練習では、的確な指示の声を送りながら防御を確認した。
寄せられる期待は、ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の言葉ににじんだ。
「リーグワンを通じて、すごく一貫性のあるプレーをしてくれた。彼がここから、どこまでステップアップできるのか見てみたい」
チャンスをつかみ、信頼に応えてきた。
大阪・東海大仰星高(現東海大大阪仰星)では主将を務めて優勝。名門の早大でも1年時からメンバー入りし、2年時に日本一を経験した。
昨春に埼玉入りし、迎えた今季のリーグワン。1月の第5節でデビューし、スペースへの突破、防御時の範囲の広さなど強みを前面に出した。
各国代表の同僚に練習からもまれ「リーグワンで活躍すれば、代表に絡めるんじゃないかと思っていた」と一気に駆け上がった。
頭の中はラグビー一色。趣味は「これから探したい」と頭をかく。
先月の千葉・浦安合宿中も土日に設けられる休養日は、埼玉・熊谷市にある所属のクラブハウスに通った。
「時間が詰まっていると、できないトレーニングもある」
代表活動でタックルの猛練習が続く中、行き届かない小さな筋肉を鍛え、週明けから合宿に戻った。
“代表初実戦”の相手はニュージーランド代表を目指す選手で構成され、ブラウン・コーチが「W杯でベスト8にいくぐらい」と評する強敵だ。ステージは世界レベルとなり、ジョセフHCは23年初戦が持つ意味を口にした。
「最初の試合で、スタート地点。彼らのフィジカリティーに、どれだけ対応できるか。強い相手に、どうプレーするかを見ていく」
W杯へ、限られたチャンスを逃せない。【松本航】
◆長田智希(おさだ・ともき)1999年(平11)11月25日、京都・大山崎町生まれ。小4でラグビーを始め、東海大仰星高、早大では主将を務める。高校日本代表、U20(20歳以下)日本代表、ジュニア・ジャパン。22年に埼玉入団。今年1月21日の第5節リコーブラックラムズ東京戦でデビュー。リーグ12試合で8トライ。決勝のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦でもトライし、新人賞。好きなタレントは西野七瀬。179センチ、90キロ。
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