バレーボール日本代表の西田有志(23)と古賀紗理那(27)夫妻がフジテレビで、27日午後2時から放送のドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」に出演する。

女子は来月16日、男子は30日に東京でパリ・オリンピック(五輪)への出場権をかけたワールドカップ(W杯)が開幕する。夫妻そろって日本代表で共にチームの中心として活躍を続けている。昨年12月に結婚したばかりだが、互いの所属チームの関係で「別居婚」状態が続く。パリ五輪出場をかけた戦いも始まり、夫婦が一緒に過ごせるのはわずかな時間だけ。「1時間だけでも会えるなら…」と、多忙なスケジュールの合間を縫って、夫婦の時間をつくってきた。

日の丸を背負い世界を相手に戦う夫婦はそろって「大の負けず嫌い」。一緒にいる時は、食事の片付けや風呂掃除の担当、ソファから離れた場所に置いてあるテレビのリモコンをどちらが取るかも、勝負にこだわる。互いの気持ちを理解し合う2人だからこそ「つらいときには、距離は関係なく一番近くに感じる存在」なのだと語る。

華々しい活躍を続ける裏では多くの挫折や苦難を経験した。妻はリオ五輪メンバーからの落選や東京五輪初戦での負傷。夫は、原因不明の病に襲われ不調が続いた。一時は、結婚を諦めようとしたこともあったという。さらに、2人が出会うきっかけを作ってくれた恩人の死もあった。番組では、そんな全てを乗り越え世界で戦う「日本一負けず嫌いな夫婦」の夢と未来に迫っている。