世界ランキング8位の日本が、オリンピック(五輪)6大会連続出場へ無傷の開幕4連勝とした。来夏のパリ五輪予選を兼ねるワールドカップ(W杯)第4戦で、同18位のブルガリアを下して4戦連続のストレート勝ち。プールBの首位を維持した。1992年バルセロナ五輪以来となる「開幕1年前の出場権獲得」へ勢いを増して、残り3戦へ向かう。
リリーフサーバーを託されるアウトサイドヒッター(OH)石川真佑(23=フィレンツェ)がスパイクで5得点を挙げた。「今日の試合を通して少しずつ、感覚的にもつかんできているのはあるので、残りの3試合にしっかりつなげられる時間だったのかなという風に思う」と振り返った。
開幕から途中出場が続くが「途中から入ることで、チームの流れをしっかり切らさない」ことに難しさを感じるという。「外から見る時間が増える中で気持ちの作り方、いつも打っているサーブを、入ってすぐに出せるかという自分の心の準備」に集中する。
声援への感謝も忘れない。「背中を押される声援だと思うので、しっかりプレーにつなげていって、結果を出したいと思います」と力を込めた。