パリ切符をかけた勝負の3連戦に臨む。五輪予選W杯バレー(プールB)に出場中の男子日本代表(世界ランキング4位)は5日、都内のナショナルトレーニングセンター(NTC)でボール練習やウエートトレーニングで調整。今日6日からセルビア(同9位)、スロベニア(同7位)、米国(同2位)と続く強豪戦に備えた。1日に格下エジプトに敗れ、現在3勝1敗で同プール4位。上位2チームまでが得る五輪出場権の獲得ラインは6勝1敗とみられ、後がない状況に立たされている。一戦必勝で挑む3カ国は、どんなチームなのか。

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セルビア(6日対戦) メンバーの半数7人が身長2メートル超えで、攻守にわたるパワフルさが持ち味。ここまでMBネデリコビッチが11本、OHイボビッチが9本のブロックを決めている。欧州勢の五輪切符レースは熾烈(しれつ)。初戦でトルコに敗れており、3勝1敗の崖っぷちだけにラスト3試合は目の色を変えてくるはず。日本は今年のネーションズリーグで3-1で勝利も、21年には1-3で敗れており、油断はできない。

 

スロベニア(7日対戦) 五輪初出場を目指す欧州の新興勢力は、ここまで米国と並ぶ開幕4連勝でプールBをけん引する。イタリアやルーマニアなど海外で技術を磨いてきたベテラン選手と国内で力を付けてきた若手が融合し、昨年の世界選手権では初の4強入りを果たした。主将はVリーグのジェイテクトでプレーする35歳のOHウルナウト。日本バレーを熟知する男の存在は、脅威となりそうだ。

 

米国(8日対戦) 平均身長197センチの高さに技術を兼ね備え、総合力ではプールBで頭一つ抜けた存在。ここまで失セット1の無傷の4勝で勝ち点12と順調な戦いぶりを見せている。主将で198センチの長身セッター、クリステンソンを軸に攻撃を展開。202センチのベテランOPアンダーソンやOHデファルコが得点源となる。今年のネーションズリーグでは決勝でポーランドに敗れて優勝を逃しており、パリでの雪辱に燃えている。

 

◆パリ五輪への道 パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。ブラジル(プールA)、日本(同B)、中国(同C)で開催され、各組上位2カ国の計6カ国が出場権を得る。残る5枠は、来年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時(6月)の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合はVNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。