【バンクーバー(カナダ)=阿部健吾】 「元カノ」とどうなる? フィギュアスケート男子の三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)がグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(バンクーバー)の開幕を翌日に控えた26日(日本時間27日)、会場での公式練習に参加。フリーの曲かけ練習の冒頭で着氷した4回転ループの調子について、「う~ん、例えるなら元カノに嫌われてたけど、ちょっと振り向いてくれてるような感覚」と比喩で説いた。

9月のフィンランディア杯前後の練習では調子が良かったが、先週末の練習で「何回か抜けてトラウマになりかけてる」と“振られた”。空中で腕を締めることも難しい状態だったが、この日は曲かけで立つことはできた。「全然できないけど、でも跳べるんじゃないか。別れて、こっちは未練タラタラで、脈ありなんじゃないか(笑い)」と、フリー本番ではやる方向で調整を進める。

フィンランディア杯では今季最高の合計267・81点を記録しており、その前の東京選手権の公式練習中に痛めていた腰も「完治です!」と心強い。“元カノ”と試合でよりを戻せるなら、さらに得点を上積みし、優勝が近づく。