SP4位発進となった島田麻央(15=木下アカデミー)が、フリーで137・99点を記録し、合計201.33点で逆転優勝した。

94~96年の荒川静香、01~03年の安藤美姫に並ぶ3連覇。2人へ「近づけたかな」とした。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を着氷。4回転トーループはスピードをつけすぎてタイミングが合わずに転倒したが、昨季世界ジュニア女王の貫禄で冷静に滑りきった。

SPでは、連続ジャンプで「普段はしない」はずのミスが出た。1本目の3回転フリップで着氷が乱れ、2本目をつけられず。

ただし、フリーでは「昨日のことを忘れて」演技。周囲からかけられた「自分を信じて」という言葉に支えられ、練習を信じて氷上に立った。

12月のグランプリ(GP)ファイナルや全日本選手権の出場も決まっているが、目標は「納得の演技」をすること。

世界ジュニア女王は、自分と戦い続ける。