女子78キロ級の東京オリンピック(五輪)金メダリスト、浜田尚里(33=自衛隊)は7位に終わった。

まだ来夏パリ五輪の代表が内定していない階級で、浜田は準々決勝までは順当に勝ち上がる。しかし、ベスト4を前にしてラニル(イスラエル)に投げられて一本負け。敗者復活戦でも敗れた。選考に関して「今日のような柔道ではほんとに厳しいと思います。みな強くて簡単にいくとは思ってなかった」と肩を落とした。

パリ五輪代表は、この日の全試合終了後に開かれる強化委員会で決まる。浜田は「一番強い人が行くべきだと思います」と言葉を絞り出した。

パリ切符を争う高山莉加(29=三井住友海上)と今年の皇后杯を制した梅木真美(29=ALSOK)は、ともに準決勝まで進んだものの敗退。表彰台を懸けた3位決定戦に回っている。