オレンジのサウスポーが、ホームで躍動する。Vリーグ1部(V1)女子のアランマーレ山形は20、21日、山形・天童市でJT、埼玉上尾と対戦する。チームは開幕15連敗と厳しい状況だが、大卒1年目の岡村南奈(23)は、チーム2位の総得点で活躍をアピールしている。持ち前の明るさとスパイクで輝き、渇望する「V1初勝利」を呼び込んでみせる。
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岡村が高く跳ぶと、力強い“魔球”が相手コートにたたき込まれる。チームただ1人の左利きを生かし、24年最初の試合だった6日岡山シーガルズ戦は、チーム最多20得点。14日久光戦は同最多13得点をマークした。開幕前、目標の選手に久光の長岡望悠(32)を挙げ、対戦は「本当に楽しみ」と心待ちにしていた。
「中学生くらいから全日本の代表の試合を見て、自分と同じサウスポーだ!と。どう打っているのかなとか、スローでテレビで見て勉強した。同じ共通点だけで親近感があり、こんな人になりたいと思った」
V2で戦った昨季は、レギュラーラウンド終盤に合流。昨年4月、新潟でのV・チャレンジマッチも帯同し、V1昇格を目に焼きつけた。「ずっと鳥肌が立っていた。(第2戦で勝利を決めた伊藤)摩耶さんのサーブがすごかった」。V1初参戦で相手の身長や技術は高くなったが、自身はスパイク面のレベルアップを実感。現在はレセプション(サーブを受けるレシーブ)に挑戦中で、攻守での貢献を誓う。
チームを長らく支えてきた木村友里主将(28)は「1年目は新しいことばかりだと思う。最近からレセプションに入り、自分から率先してチャレンジする姿はすごく勉強になる。チームにいい勢いを持ってくる存在」と信頼を寄せる。辰(たつ)年生まれで「年女」のルーキーは「守備面も力をつけ、もっと安心感のあるようなプレーをしたい。プレー以外ではムードメーカーとして頑張りたい」。今季の同ラウンドは残り7試合。強敵に立ち向かい、連敗脱出に全力を注ぐ。【相沢孔志】


